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環境構築のコツ スムーズに環境構築を行うために

 プログラミングの勉強をしようと思って、本を買ってきて環境構築をしようとしたら、本に書いてある通りにやってるのになんかエラーが出てくる。あるいは、ネットで調べた記事通りに環境構築をしていたら、エラーが出てくる。みなさん今までにこんな経験はありませんか?僕は今までこういったことが何回もありました。そして1年くらい前までなんとなく適当にエラー文をgoogleの検索に打ち込んで上から順番に見ていってエラーがなくなるまで調べ続けるということをしていました。おそらくこの方法でもネットに正しい記事があればいずれは解決すると思います。しかしこれってすごく疲れますよね?初心者は訳もわからないエラーと永遠に戦うことになり、時にはそこで諦めてしまうこともあります。今回は少しでも環境構築をスムーズにするためのコツを初めてプログラミングするような人にもわかりやすく書きたいと思います。

 

・そもそもなぜ環境構築でエラーが出るのか

 本やネットに書いてある通りにやっているのにエラーが出る。これは何も本やネットの記事を書いている人がみんなを困らせようと思って、嘘を書いているわけではありません(もしかしたらそういういじわるな人もいるかも)。じゃあなぜエラーが出るのかというと、多くのソフトウェアやライブラリーは少しずつ改良されているからです。この改良というのが厄介で改良されるのは確かにいいことなのですが、古いバージョンにあったよくない仕様等は消されていってしまうことがよくあるんです。その結果古いバージョンでうまく動いていたものでも、新しいソフトウェアやライブラリーでは動かないということが起きます。

 

・環境構築をスムーズに行うために意識すべきこと

①ソフトウェアやライブラリーのバージョンを意識する

②自分が読んでいる本や記事がいつ書かれたものかを意識する

③すでに自分のパソコン上に作られた環境を意識する

 

 初心者の方々だとそもそも、バージョンがいくつもあることや、バージョンが違うと互換性がないということに気づいていない人が多いかなと思います。僕も独学でやっていたので最初しっかりバージョンというものを意識できておらず、環境構築で戸惑っていました。この二つを意識しておけば闇雲に検索してエラーが出続ける、環境構築の闇にハマることも少なくなると思います。

 

・ケース別の対処法

①そもそも環境構築でエラーを出さないようにする方法

・ネットの記事を読む場合

 この場合、記事が書かれた日付を意識します。そして何かプログラムをパクってくる時はなるべく新しいものからパクってきます。もしくは古いバージョンからパクってくる場合でもしっかり記事にバージョンが書かれているものからパクってくる(ネットの記事って結構適当で動くことを確認した環境をしっかり書いてくれている記事が少ないです)。ちなみにパクってきたプログラムをそのまま使うだけならこれでエラーは出ませんが、多くの人はパクってきたプログラムを自分なりに改良していくと思うので、そういう時エラーが出ないためにも新しめの記事からパクってくる方が、少なくとも初めのうちはおすすめです(自分の環境は新しめのバージョンであることを想定)。

 

・本を買う場合

 本を買う時意識すべきなのは発行年数です。発行年数が新しければ新しいほど、本に書かれた通りやるだけで、うまくいく場合が多いです。初めのうちって本に書いてある結果と自分の結果が少しでも違ったりすると自分のやってることあっているかな?とか不安になるものですし、本と同じ環境でやることは大切だと思います。ただし本の場合、ネットの記事と違ってソフトウェア等のバージョンがしっかり書いてあるので、そのバージョンを指定してやればそんなに困ることはないかもしれません。ただ本も不親切な場合があって、文章ではバージョンを書いてあるのに、コードではバージョンを指定していない(この場合普通は最新バージョンがダウンロードされる)場合があります。ある程度プログラミングをやっている人であれば、自分でバージョン指定しなきゃって意識できますが、初心者の方、ましてや初めてプログラミングする方はそんなこと意識できるはずもありません。そして書かれたコードを打ち込んだら、最新のバージョンがインストールされて、挙動が本と異なることがあります。だから初心者の方でとりあえず本を買うなら新しい本買った方がいいかなと思います。プログラミングは面白いと感じるのに、環境構築でつまらないと感じて諦めてしまったらもったいないです。それに基本的にはバージョンアップは改良なので、どうせなら最新バージョンを学んでおいた方が、本の内容を理解した後自分で何か作る時に、その環境のまま最新のものを動かせて便利だと思います。

 

②環境構築でエラーが出てきたときの対処法

 ①では最新のものを見ることでエラーをそもそも出さないようにするといいという説明をしてきましたが、当然記事や本しかない事やあえて古いバージョンのものを動かしたい場合もあると思います。そこで②ではエラーが出てきた時にエラーを解消していくコツを説明したいと思います。まず一番簡単な方法は詳しい人に聞くということです。しかし多くの人は周りにそのような人がおらず、ネットでエラーについて調べると思います。そこで今回はネットでエラーを検索するときのコツを紹介します。

・まずは自分の動かしたいプログラムに必要なバージョンを意識する。

 これがわかればそのバージョンをインストールするだけで解決するので早いです。

 

・記事の書かれた時期を意識する(使うべきバージョンがわからない場合)

 使うべきバージョンがわからないなんてことは、記事をあげている人が親切であれば、起きることもないですしあって欲しくはないのですが、こういう場合も多々あると思います。こういう時はまず記事が書かれた時期を意識しましょう。まず絶対に言えることは記事を書かれた時期よりも未来のバージョンに対応しているという保証は絶対にない。ここで保証がないといっているのは、バージョンが違っていてももちろんそのまま動くことはあるので、動かないと決まっているわけではないからです。では実装したいプログラム等が書いてある記事が書かれた時期と同じくらいの時期に書かれた記事を読めばいいのかというとそれも違います。なぜならその記事が書かれた時期にはまだそのエラーで困っている人はいないからです。バージョンが切り替わって今まで使えていたものにエラーが出るようになった時期に初めてそのエラーへの対処法が書かれた記事が書かれます。そこでそのエラーが出るようになったバージョンへ切り替わったタイミングを意識して、それを調べていくようにしましょう。

 

・正しい対処法が書かれているにもかかわらずうまくいかない場合

 これが一番厄介な場合です。こんなことはありえるのかということなんですが、残念ながらあり得ます。どういう時に起きるかというと、例えば間違ったバージョンをインストールした後、アンインストールしたつもりでもパス(どのプログラムを参照したらいいかを指定するよなもの)にその情報が残っている場合などです。こうなってくると非常に厄介で、正しい対処法を実行してもうまくいかなくなることがあります。しかも厄介なのは正しいかどうかというのは環境構築している時にはわからないということです。この場合は意識すべきこと③に書いた「すでに自分のパソコン上に作られた環境を意識する」というのを思い出して、一旦落ち着いて自分の環境にインストールされているもの、設定されているパスの中で関係ありそうなものを、整理しましょう(こんなこと言ってますが、おそらく初心者には無理)。まあこの段階はもう環境構築の闇にハマってしまっているので、頑張るしかないですね。この闇に陥らないための一つの方法として仮想環境というものがあります。仮想の環境を作ることで、その仮想の環境外に影響を与えることなく環境構築を行えます。このあたりは話だしたらキリがないので、ネットで「仮装環境」と検索してみてください(気が向いたらいつか記事書くかも)。

 

最後に繰り返しとなりますが大切なことは

①ソフトウェアやライブラリーのバージョンを意識する

②自分が読んでいる本や記事がいつ書かれたものかを意識する

③すでに自分のパソコン上に作られた環境を意識する

です。環境構築を突破して楽しくプログラミングしていきましょう。